公益社団法人 日本口腔インプラント学会 第41回東北・北海道支部学術大会を、私どもで担当させていただくことを光栄に存じております。本来、2020年度に第40回大会として関根秀志教授大会長の元で開催される予定でしたが、関根教授の異動、第50回記念大会への支部大会の併催という経緯をもって今回の開催に至っております。本大会の開催につきましては、開催形式等について関係各位との相談を重ねてまいりました。その結果、諸般の事情によりWeb開催とせざるを得ないとの結論に達しました。上記のとおり昨年度支部大会が第50回記念大会との併催となったこともあり、本大会を集合型開催とすべくぎりぎりまで検討を重ねた結果、ご案内が遅くなりましたことをお詫び申し上げます。

本大会のメインテーマは、「新たに訪れる時代、変化する社会への対応」といたしました。このためには、これまでに蓄積されてきた様々な知識や経験を充分に活用する必要があると考えます。特別講演は、九州大学大学院の古谷野　潔先生にご担当いただきます。メインテーマと同じ演題で、口腔インプラントに長く，深く関わってこられた古谷野先生ならではのご示唆をいただけるものと思います。またシンポジウムとして、中里滋樹先生、武田孝之先生に講師をお願いし、「長期経過からインプラント治療を再考する」というテーマで近藤尚知先生、梅原一浩先生に座長としておまとめいただきます。様々なお立場で豊富な経験をお持ちの先生方による興味深いご発表、討論になるものと確信しております。特別講演、シンポジウムでは、Googleフォームを利用して参加者からの質問を受け付けます。座長を通してリアルタイムで伝達され、講師からの回答や討論に反映されることで、集合型開催に近い感覚でご参加いただけるものと思います。Web開催となったことから、一般演題はe-Poster形式となりますが、開催期間中を通してチャットによる質疑応答が可能です。また本大会より，一般演題に対する表彰制度が開始されます。今回は支部の代議員各位に審査をお願いすることになります。よろしくお願いいたします。さらには通常開催と同様に、専門医教育講座、専門歯科衛生士教育講座、専門歯科技工士教育講座も精鋭の講師、座長を迎え準備いたしております。是非、ご参加くださいますようご案内いたします。

スタッフ一同、鋭意準備を進めておりますが、馴れない開催形式であり、限られた期間での準備を要することから不行き届きがあろうかと存じます。皆様のご指導、ご協力のもと本大会を成功させるべく努力してまいりますので、ご容赦のほどお願いいたします。末筆とはなりましたが、関係各位、協賛団体各位、協賛企業各位に心より感謝申し上げ、大会長の挨拶といたします。